「シーバスも青物もヒラメも一つのロッドで釣りたい」
と思っていませんか。
その候補としてエンカウンターS100MHを挙げてみてはいかがでしょうか?
エンカウンターS100MHはオールラウンドに使うことのできる、ルアーキャスティングロッドです。
この記事では、エンカウンターS100MHのスペックや実際に使用してみた感想を紹介していきますので、
エンカウンターS100MHが気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください。
エンカウンターS100MHってどんなロッド?
エンカウンターにはメインターゲットという概念が存在せず、シーバスから青物、ヒラメなどのサーフゲームまで、あらゆる状況でも幅広く使えるオールラウンドタイプのルアーキャスティングロッドです。
シマノの番手の読み方として「S100MH」と表記があった場合には、
S=スピニングリール用(リールの種類)
100=10ft(長さ)
MH=ミドルハード(硬さ)
という具合に表記されています。
つまり、S100MHとは、スピニングリール用で、長さが10ftあり、硬さがミディアムハードという意味になります。
今回紹介するS100MHという番手は、エンカウンターの中で一番硬い番手となっており、
特にランカーシーバスや座布団ヒラメなどの大物を釣ることをメインとして設計されているモデルになります。
キャストウエイトはシマノ公式サイトによると、ジグがMAX60g、プラグが10g~54gとなっており、大きく重たいルアーを投げることができます。
性能もシマノの「ハイパワーX」や「C14+」、「ステンレスフレームKガイド」といった技術が使われており、ロッドの使いやすさを向上させてくれています。
エンカウンターはどんな人におすすめ?
結論から言うと、エンカウンターは次のようなことを求めている方におすすめです。
- 予算2万円以下でロッドを探している人
- とにかく遠投したい人
- 重いルアーを良く使う人
- 魚に振り回されたくない人
- 硬いロッドが好きな人
なぜ、このような人におすすめなのかを選んだ理由やメリット・デメリットについて解説していきます。
エンカウンターS100MHを選んだ理由
堤防からのシーバスをメインにサーフやテトラの上からなどさまざまなシーンで釣りができるオールラウンドのロッドを探していました。
ロッドを選ぶにあたって求めた条件は
- 価格 (予算1~2万円以内)
- 長さ (10ft以上)
- 硬さ (硬いロッドが欲しい)
- キャストウエイト (40g以上をルアーが投げたい)
以上の4つです。
これらの条件をクリアしてたのがエンカウンターS100MHでした。
ロッドに求めること | エンカウンターS100MH | |
---|---|---|
価格 | 予算1~2万円 | 16000円程度 (2023/7/19時点 Amazon価格) |
長さ | 10ft以上 | 10ft |
硬さ | M(ミディアム)以上 | MH(ミディアムハード) |
キャストウエイト | プラグウエイト40g以上 | プラグウエイト10~40g ジグウエイトMAX60g |
エンカウンターを選んだ理由についてご説明していきます。
価格
今回の予算は3万円で、ロッドとリ―ルの両方を購入を予定していました。
ロッドとリ―ルにそれぞれ予算を振り分けなければならなかったため、1~2万円で探していたところ、
エンカウンターS100MHの実売価格が16000円程度(2023/7/19時点 Amazon価格)と予算内に収まる価格帯だったので選ぶきっかけになりました。
長さ
サーフやテトラの上からと飛距離を必要な釣りを想定して、遠投ができる10ft以上のロッドであることも条件にしていました。
エンカウンターのラインナップは8.6ftから11ftまであり、10ftと10.6ftで迷いましたが、ロッドの取り回しや使い勝手を考慮して10ftのロッドを選択しました。
硬さ
エンカウンターは、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムハード)3種類から選ぶことができます。
ロッドの硬さは、ML(ミディアムライト)<M(ミディアム)<MH(ミディアムハード)の順に硬くなっており、
今回選んだ10ft以上の長さのものだと、M(ミディアム)とMH(ミディアムハード)の2種類がありましたが、
私個人的には硬いロッドが好きなので、エンカウンターのラインナップで一番硬いMH(ミディアムハード)を選ぶことにしました。
キャストウエイト
オールラウンドにいろいろな魚釣りを楽しむためにビックベイトや重めのメタルジグなど比較的重いルアーを幅広く使ってみたかったので、
そのためには40g以上の重さを投げられるスペックが必要だと考えていました。
エンカウンターS100MHのキャストウエイトは、プラグなら10~52g
ジグならMAX60gまで投げることができます。
今回の条件よりも上回っていたので、キャストウエイトの面でも条件を満たしてくれました。
テクノロジー
エンカウンターに使われているシマノのテクノロジーも優秀です。
「ハイパワーX」と「C14+」、「ステンレスフレームKガイド」の3つのテクノロジーが使われており、
使いやすく、トラブルも少なくなっています。
ハイパワーX
ハイパワーXとは、ロッドのねじれを抑制するためにX状にカーボンを巻いてねじれを抑えてくれる構造のことです。
今回のロッド選びは、ハイパワーXが使われているロッドを選ぶようにしていました。
使ってみた感想としては、
ハイパワーXのおかげで、ロッドにパリっとした張りがうまれ、精度の高いキャストが可能になり、
魚とのやり取りのときにはロッドのだるさを軽減してくれていると感じました。
C14+
C14+とは、ロッドにリールを取り付けるリ―ルシートに使われている技術のことです。
従来のシマノのリ―ルシートに比べ、軽量化され、強度面も向上しています。
ステンレスフレームKガイド
ステンレスフレームKガイドは、「Kシリーズ」と呼ばれる形状のガイドのことをいいます。
Kガイドのおかげでキャスト時の糸絡みをを大幅に軽減でき、ラインへのダメージやトラブルを減らすことができます。
他メーカーの同スペックのロッドを紹介
他のメーカーからも似たスペックのロッドが発売されています。
エンカウンター以外のロッドについても調べてみましたので、これからロッドを選ぶ方は参考にしてみてください。
メーカー | ロッド名 | 価格 | 長さ | 硬さ | キャストウエイト(g) |
---|---|---|---|---|---|
シマノ | エンカウンターS100MH | 14,500円 | 10ft (3.05m) | MH | プラグ 10~52 ジグ MAX60 |
ダイワ | ドラッガーX 100MH | 16,786円 | 10ft (3.05m) | MH | プラグ 20~70 ジグ 20~90 |
メジャークラフト | トリプルクロス TCX-1002LSJ | 19,735円 | 10ft (3.05m) | 不明 | ルアー 40±20 |
アブガルシア | ソルティ―スタイル STLS-1062M40-KR | 14,247円 | 10.6ft (3.m) | M | ルアー 15~50 |
※価格は2024/2/28時点のAmazon実売価格を参考にしています。
「ハイパワーX」のようなねじれを抑える技術や「Kガイド」などはシマノ以外にも採用されています。
価格や長さ、硬さ、キャストウエイト、自分が使いたいイメージのロッドかどうかで判断すると良いと思います。
私の場合はシマノが好きなので、最終的にメーカーで選びました。
エンカウンターS100MHのメリット・デメリット
実際に使ってみたメリット・デメリットについて紹介していきます。
まずメリットについてはこちら
- 重たいルアーを投げることができる
- キャスト時にしっかりと振り切れる
- 感度が良い
- 魚に負けない
エンカウンターS100MHの大きなメリットは、重たいルアーを投げられることです。
30gのメタルジグをフルキャストで投げてもまだまだ余力を感じられました。
ロッドの芯がしっかりしているため、投げるときもしっかりと振り切ることができます。
サーフなどで遠投したい方におすすめです。
硬いロッド全般にいえることですが、感度が良く、アタリや底をしっかりと感じることができます。
魚とのやり取りでも、ある程度は強引に引っ張ることもできますし、強い引きにも耐えられます。
岩場や磯などの根がある場所では、強引に引っ張って根を回避することもできそうです。
魚に主導権をゆずらず、魚とのやり取りを有利におこなうことができます。
- 軽いルアーが投げにくい
- キャスト時にしなりを活かしきれない
- 魚とのやり取り時にしなりにくい
重いルアーを投げることに特化している分、10gを切るような軽いルアーを投げる際には、飛距離を出しづらいです。
ロッドが硬いため、軽いルアーではロッドのしなりを活かしきれず、飛距離が伸びにくくなってしまいます。
硬いロッドを使ったことのない方は飛距離が出しづらく、扱いづらく感じるかもしれません。
また、魚とのやり取りの際には、硬いがゆえにしなりにくくなっています。
シーバスによく見られるランディング前の急激な強い引きにロッドがついていけず、バレてしまう可能性があるように感じました。
この場合はドラグの調整でカバーすることができるので、ロッドとドラグのバランスを合わせることで、この問題を解決することができると思います。
まとめ
エンカウンターS100MHについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
この記事をまとめると、エンカウンターS100MHはこんな人におすすめです。
- 予算2万円以下でロッドを探している人
- とにかく遠投したい人
- 重いルアーを良く使う人
- 魚に振り回されたくない人
- 硬いロッドが好きな人
この条件に当てはまる方は、エンカウンターS100MHの購入を検討してみてください。
初心者の方や硬いロッドが苦手な方は、ML(ミディアムライト)やM(ミディアム)の
やわらかいロッドを選んでみることをおすすめします。
なんでも使えるオールラウンドなロッドなので、「エンカウンター」の名前の通り、たくさんの出会いをもたらしてくれるロッドだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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